転籍の霧島 音羽山部屋で全体稽古に初参加「これから一緒にみんなで頑張っていきたい」

 音羽山部屋に転籍後、初めて参加した全体稽古で汗を流す霧島
 若い衆に胸を出す霧島
 部屋の前で記念撮影する師匠の音羽山親方(後列中央)と霧島(後列右から3人目)ら
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 大相撲の大関霧島(音羽山)が1日、東京都墨田区の音羽山部屋で本格始動した。4月2日付で閉鎖された陸奥部屋から転籍後、初めて全体稽古に参加。新しい稽古まわしを締め、四股などの基礎運動、序ノ口の弟弟子を相手に立ち合いの確認やぶつかり稽古で胸を出すなどし「新しい雰囲気で、これから一緒にみんなで頑張っていきたいという気持ちになる」と心地よさげに汗を拭った。

 昨年12月に音羽山親方(元横綱鶴竜)が独立して入居した3階建ての建物は「新しくていい匂いが残っている」と気に入った様子。両国国技館から徒歩2分だった旧陸奥部屋からは離れたが「そこまで遠くない。静かかな。若い衆はちゃんと寝られると思う」と閑静な環境を歓迎した。

 春場所は大阪入り後に急に稽古のペースを上げて首を痛めたことが響き、5勝10敗と負け越し。体重も5キロほど減ってしまったという。春巡業中もトレーニングに励んだ効果もあって、現在は148キロに回復。「初めて優勝した時が147キロで、2回目が148キロだった」と“Vボディ”を取り戻した。

 夏場所(5月12日初日、両国国技館)は2回目のかど番。「初めてのかど番は緊張もあったけど、ちょっと慣れた。そういうのを考えず、15日間ケガせずに相撲を取るのが目標」と過度な意識はない。今後は出稽古も積極的に活用する構え。「首をちゃんと治して、初日をケガなく迎えられるように」と冷静に調整を進める。

 稽古後には、部屋の全員が集まり、玄関前で記念撮影。音羽山親方は「徐々に相撲部屋らしくなってきた感じ。どんどん力士を増やしていきたい」と目尻を下げると、霧島についても「体はいい具合に作ってきていると思う。あとは相撲の稽古をどんどんしていけば」と期待を寄せた。

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